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アトピー患者の入浴法

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みなさんは、アトピー性皮膚炎という病気を知っているでしょうか?
割とポピュラーな病気で、この病気にり患した人は、皮膚のかゆみを感じ続け、重症になってくると、表皮が受けるダメージが大きくなり、皮膚が剥がれ落ち、肌に赤みが増していくため、外見的にもアトピー性皮膚炎特有の特徴を様するようになります。
このアトピー性皮膚炎を患っている人はとても多いため、この病気に苦しむ人は、日本だけでも相当数に上ると言われているのです。。
そのため、たくさんの人が症状緩和のために、様々な情報を集め、アトピー症状緩和の方法を探っています。

そんなアトピー症状緩和方法の中で、入浴は皮膚に良くない、アトピー患者は入浴を控えたほうがいいという情報が流れたことがあります。
ちょっと前まで、アトピーの人はあまり入浴しない方がいい、お湯につかると乾燥するからかえってよくない、そんなことを言っている人が多く存在していたのです。
そして、多くの場合、その情報は信じられ、アトピー性皮膚炎の人が入浴を避け、シャワーのみで生活をしていた時代もあったようです。

けれど、実際のところ、アトピー患者の方はむしろ、お風呂に入り肌を清潔に保っていた方が症状改善のためには良いという意見が最近の主流になってきています。
特に、アトピー治療にステロイドを利用している人は、きちんと塗ったステロイドを落としてからでないと、新しく塗り直すとき、思ったほどの効果を得られないという、医療的な側面もあり、アトピー患者にとって、入浴はとても大切なものとなっているのです。

かと言って、「入浴が大切!毎日何回もお風呂入らなきゃ!」「ごしごし洗ってカラダを清潔にしておくぞ!」というのは少し違います。
アトピー皮膚炎の方の皮膚はとても弱く、デリケートですので、正しいケアをしないと体にいいはずの入浴が、皮膚の状態悪化を招くことにつながることも珍しくはないのです。

アトピー罹患者の肌はとてもデリケートであるため、正しい方法で入浴しないと、かえって肌をいためることが、上記のようなアトピー=入浴禁止!という情報につながったのかもしれませんね。
ですので、正しい入浴方法を知り、アトピー改善に向けて肌のケアをしていきましょう。

まずは、入浴の温度なのですが、熱いお湯は絶対に避けましょう。
熱いお湯は肌への刺激と負担が大きすぎますし、入浴後、アトピー患者の皮膚の天敵、【乾燥】のもとにもつながりかねません。
ちょっとぬるいかな?いや適温かな?という程度の温度がちょうどいいのです。
全身にお湯をかぶってしまう前に、手で温度を確かめてから入浴するようにしましょう。

「え〜。入浴って乾燥するんだ!お湯につかると乾燥が進むからお湯には浸からない!」そう考えるのは安直です。
上手につかりさえすれば、肌を傷めることはありませんし、入浴にはいろんな効果がありますから、お湯には浸かることをお勧めします。


まず、入浴することで得られる良い効果の一つに、【体に付着した汚れを落としやすくできるというものがあります】
アトピー性皮膚炎患者の肌は、角質が固まり、皮膚の表皮が汚れやすくなっています。
かと言って、ごしごし洗い落とすのは、アトピー患者のデリケートな肌には刺激が強すぎて、肌を傷めてしまう結果につながってしまいます。
肌を傷めず、上手に汚れを落とすためには、石鹸をよく泡立て、やさしく泡で洗い流すようにするのが理想的です。
けれど、アトピー性皮膚炎のカサカサした肌は、石鹸がなかなかなじまないため、まずは、泡立ちをよくするため、角質の多い皮膚を柔らかくすることから始めることが肝要となります。。
固くなってガサガサの肌を柔らかくするには、お湯につけるのがベストな方法。
ゆっくり湯船につかり、全身の肌をふやかしておきましょう。
肌がそんな状態なのですから、当然、頭皮も同じ状態。
頭もお湯につけ、皮膚を柔らかくすることで、シャンプーや石鹸の泡立ちが良くなり、こすらず、やさしく洗うことができるようになるのです。

その際、利用する石鹸やシャンプーはできる限り低刺激性のものを選ぶようにしましょう。
また、添加物がアトピーの誘引物質となる可能性があることから、なるべく無添加製品を選ぶというのも正しい選択の一つです。
肌に優しく、負担がかからない、そういう商品を選ぶのがアトピーに影響を与えないようにするポイントです。

洗い終わったら、泡が残らないよう、きちんと洗い流し、柔らかいタオルで、ポンポンと抑えるように拭いてください。
決してこすってはいけません。
あくまでも、やさしく、拭くというより水分を吸いとるという風にしてくださいね。
アトピーは皮膚への刺激に敏感です。
強い刺激は与えないようにしてください。

やさしく水分を拭き終ったら、保湿をしましょう。
アトピー性皮膚炎の肌は乾燥が命取りになることもあります。
添加物の少ない、低刺激性のクリームなどを利用し、肌を保湿してください。
肌に塗った後、赤みが出てきた、ピリピリするなどの時はすぐに利用を中止し、かかりつけの医師に相談することも大切です。

何度も繰り返しになりますが、アトピー性皮膚炎患者の肌はとてもデリケート。
何につけても肌の調子をうかがいながら行うというのは大切なことです。
ちょっとでも肌に異常を感じたら、まずはストップする癖をつけましょう。

特に、入浴後の皮膚は敏感になっていますので、細心の注意を払う必要があります。
着衣も木綿やガーゼなどの、肌への刺激が少なく、吸水性に優れているものを利用すると良いでしょう。
逆に、ぴちぴちと肌を圧迫させたり、ごわごわしていたり、縫い目が荒かったりするような服はアトピー症状をよりひどいものとしてしまうことにつながりかねません。
そういったところも配慮し、きちんと肌ケアを行うようにしてください。


入浴には気持ちを落ち着かせ、リラックスさせてくれる効果があります。
アトピー性皮膚炎はストレスで悪化することもあるため、入浴という行為によって心を落ち着かせ、自律神経を落ち着かせることは、アトピー軽減にはとても良い影響を与えてくれることでしょう。

アトピーの人は入浴はしない方がいい、なんていうのは迷信です。
入浴は正しい入り方をすれば、アトピーの症状を軽減してくれる効果だってあります。
ポイントは、いかに皮膚を傷つけないようにするかです。
皮膚を大切に扱って、アトピー軽減につながるような入浴を心がけましょう。

そうすることで、入浴という行為自体が、病状回復に良い影響を与えることができるようになるでしょう。
入浴は必ずしもアトピー悪化につながるというわけではありません。
良い影響も与えるのだということを理解し、極端に裂けるようなことはしないようにしてください。


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