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アトピーの子供

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子供がアトピーと診断されても慌ててはけません。アトピーは大人になるにつれて良くなる傾向があります。子供は周囲の人の反応を敏感に感じ取りますし、親の行動がによっては子供がアトピーと今後どう向き合っていくかという大事な問題にも深く影響してきます。
もし親がアトピーを悪だと言ってしまえば、子はアトピーを悪だと捉え、「もし自分がアトピーじゃなければ、もし悪ではなければ」と深く思いつめてしまう原因にもなりかねません。実際にアトピーを重く受け止めすぎてしまう人は少ないわけではありません。
もし親がアトピーのことを悪いことではないし誰にでも起こり得ること捉え接していると、子供はアトピーは決して悪いことではない、と捉えやすくなります。そういう考えを持てる人はアトピーに対して悲観的にならずにうまく付き合っていけるようになりやすいのです。
アトピーはとても治りにくく、完治させようとしても中々上手くいきません。
よくアトピーを完治させるための本や特集がありますが、医療の立場では、完治させる方法はまだ確立していないという見方です。
もちろん本当にアトピーの症状が出なくなったという人はいます。医者のいう事を聞いても治らず、他の方法を試したらアトピーの症状が治まったという人もいます。
しかし覚えておいて下さい。
医者のいう事を聞いていたらアトピーの症状が治まったという人もいます。そして他の方法を試しても治らなかったという人もいるのです。
どの方法が一番子供のアトピーの治療に向いているのかを模索するのはとても大切です。
しかしそれに子供を付き合わせるのは少しやりすぎです。それがたとえその子のためだとしてもです。
子供のためを思うのなら、子供が楽しく生活できるようにする方法を探すことを優先してください。
休みのたびにいろいろな病院に連れて行くのももちろん子供のためになりますが、休みのたびに「あなたのためだから」と病院へ連れて行かれる子供の情緒は本当にそれで培われるのでしょうか。
真剣に子供のアトピーに立ち向かっていくのはとても素晴らしいことです。ただ、物事には限度があります。アトピーの人にとって何よりも忘れてはいけないことは、普通の人と同じように生活することなのですから。
これは何よりも大切で、そしてとても忘れてしまいがちなことです。
アトピーの方がいろいろなことを諦めてしまいがちなことは知っていますか?
アトピーは恥ずかしいから人前に出たくない。プールや海に行きたくない。更には夏でも暑くても長袖を着たい。結婚したくない。遺伝するかもしれないから子供は作りたくない。
人生でアトピーのせいで何かを諦めなければならないのはとてももったいないことです。
そういった負の思い込みは子供の頃の体験が元になってきます。
是非アトピーと上手く付き合っていこうとしてください。
では、もし子供がアトピーかもしれないと思ったらどうすればいいのでしょうか。
今の世の中、いろいろな情報が溢れています。病院に行って診断して貰うことが大切なのですが、病院で受診するとステロイドの塗り薬が処方されてしまうと恐れ、連れて行かない親がいらっしゃいます。
今の時代いろいろな情報が溢れているのでステロイドについて良く知ってらっしゃる方がいます。
しかしそういった方々の知識はどこからついたものなのでしょうか。そもそもその発信源は正しい情報元なのでしょうか。
確かにステロイドは使い方を間違うと大変危険な薬品です。長く使いすぎると良くないものでもあります。
ステロイドは元々人間の体の中でも作られるモノです。炎症を抑える働きがあります。免疫を抑制してしまう働きもありますが、塗り薬の場合は深刻に考えなくても大丈夫です。
服用する場合の危険性と、塗り薬の場合の危険性は違います。
ステロイドは炎症を抑えてくれるので、アトピーの痒みで掻いてしまうのを防ぐことに繋がります。
アトピーは掻いてしまうと酷くなります。そっとしておくことが大切なのですが、寝ている時などに無意識に掻いてしまうことまで止められません、
それにアトピーの痒みは大人も音を上げます。子供に掻かないほうが良いと伝えても、上手く制御出来ません。
ステロイドの情報を知っている人にとってステロイドはとても恐ろしいものかもしれません。
しかし何より大切なのはアトピーで苦しまず、普通の人と同じように生活することです。
ステロイドの危険性についてまずはインターネットや書籍、テレビや噂などに惑わされずに、お医者さんへ相談してみましょう。
そして、病院を受診したからといってすぐにその場でステロイドを塗られるわけではないのです。
ステロイドのことを聞いた上でやはりこの薬を使いたくないのならば、お医者さんにそう伝えてください。
大抵のお医者さんは他の方法を紹介してくれます。
もしどうでないお医者さんでしたら病院を変えましょう。
もしステロイドを使うことになった場合、必ずお薬手帳を使うことにしましょう。もし他の病院へ行くときにその手帳があると、どのくらいステロイドを使っていたのか、どのくらい強い薬を使っていたかがすぐに分かりますし、それが結果として子供の健康を守ることに繋がります。

乾燥や体温の上昇によって症状が悪化することは良くあります。小さい子の場合ですと、更にそれは大きく影響してきます。
ご自宅のお部屋は乾燥しすぎてはいないでしょうか。乾燥するとお肌の水分が奪われます。すると皮膚の状態が悪くなり、ささくれてきます。過敏になり、少しの風でも刺激になり痒みの原因になります。
お風呂から出た後も気をつけてください。
人間の体は体温が上昇するとお肌が敏感になります。痒みを発していなかった患部が急に痒み出す可能性は大いにあるのです。
お風呂から出た後は体温が上昇しているのもありますが、そういったお肌の水分は蒸発しやすく乾燥に繋がります。
お部屋が乾燥している時、そしてお風呂から上がったときなど、保湿クリームなどを良く塗ってあげてください。
塗り薬を使う場合、薬で皮膚の表面を覆えばいいだけではなく、きちんと皮膚に馴染ませてあげることが大切です。
ステロイド塗り薬もそうです。効果がない場合はもしかしたら塗り方が悪いのかもしれません。
だからといって皮膚が赤くなるまで塗りこみすぎるのもよくありません。
もしどの保湿クリームを使えばいいのか分からない場合は、通っている病院で紹介してもらいましょう。保湿をしてくれる薬はたくさんあります。それを上手に使うことで痒みから守ってあげることも周囲の人間の手伝えることでもあります。
そういった保湿クリームは体全体に使えることが多いのですが、もし使えるものだった場合は勿体ないとは思わず体全体に使ってあげましょう。
子供の肌はとてもキメ細かく繊細でしっとりしていますが、上手く体温調節などが出来ないためにすぐに乾燥してしまうものでもあります。
しっとりとしたお肌は怪我の予防にもなるので是非この機会に使ってあげてください。

いろいろ見たり聞いたりしても結局どこから手をつけていいのか混乱しがちです。
まずはアトピーの症状が出たら病院へ行きましょう。
アレルゲンを調べ、食事に制限がいるかを相談しましょう。
使用する薬について詳しく聞いてください。ステロイドの危険性についてもここで詳しく説明してもらうことが大切です。
次はスキンケアの道具を揃えましょう。たくさん用意すればいいのではなく、乾燥をしないようにするスキンケアなので、お肌に合うものを探してください。
次は薬の経過を待ってください。そしてお医者さんに言われた日に受診をしてください。
そして経過を待ってください。気長に待つことが何よりも大切です。
アトピーを持つ子供へしてあげられることはたくさんあるように感じますが、実際には限られています。
少しずつ前へ進めばそれで良いのです。

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アトピーの子供を持つ親にとって悩みは尽きません。
実際に数々の悩みや相談を聞きます。
例えば、アトピーは大人になれば治ると聞いていたのになかなか治らない。家族の協力が得られない。いつまでステロイドを使えばいいのだろう。お医者さんで失敗してしまい病院が信じられなくなってしまった、などなど……。
今回はこういった悩みにはどう対処すれば良いのかをテーマに考えていきましょう。

アトピーは小さい子のもので、大人になるにつれて良くなる。
そう聞いたことがある人は多いと思います。確かに自分の小さい頃同級生にアトピーの子供がいてもいつの間にかアトピーの症状がなくなっていたと思い出す人もいるでしょう。
確かにそういうケースもあります。
アトピーの原因はアレルゲンです。アレルゲンから離れるために食事制限をすることはあると思うのですが、それは小さい頃までの対処方法ではありません。大人になってからも続けている人は多くいらっしゃいます。
アトピーは小さい子供の病気。そう信じられていたのは昔のことです。今では成長してもアトピーは治らないばかりか、大人になってからアトピーになってしまう人も増えました。
これは日本人の体質に合わない食事をするようになってから増えたと言われていますが、今後の経過を見なければ憶測の域を超えません。
しかしアレルゲンが原因な限り、その憶測も信憑性はあります。
ではどうしたら良いのでしょうか。
それはきちんと病院に通い、大変でしょうが食事制限をするしかないのです。
食事制限をするのは大変です。一人でやろうとしても限界があるでしょう。
子供にとって食べてはいけないものを他の家族が食べていることによって、子供はそれを苦痛に思います。
その反対で、子供が食べられるものだけを食べても味が薄くて食べた気になれずに辛いという声も聞きます。
もしご家族の方がいらっしゃるのでしたらきちんと説明しましょう。きちんと理解してもらい、アレルゲンから遠ざかるしかないのです。
味が薄くて、という場合はトッピングにしましょう。トッピングでしたら自分でなんとか出来ますし、他のものを食べているという感覚も薄くなります。
ふりかけなどはとても手軽で味も調います。手間のかからない工夫をしてみるのが効果的です。
食事制限をするとアトピーの症状が緩和される実績はとても多く、アトピーの患者さんに多い喘息なども緩和されます。
また、相談するときはアトピーというよりもアレルギーを持っていると相談したほうがより理解されやすいかもしれません。アレルギーとして捉えると、食事制限がどれだけ大切なものか理解さやすくなります。
そして勘違いしないで頂きたいのですが、大きくなるにつれてアレルゲンの原因になる食物が増えたからと言って、それは食事を作る人の責任では決してありません。
アレルギーの研究は続けられています。
十五年前には、アレルギー反応はあるのだけれど、どれが該当するのか分からないので、今と同じ生活をしていても大丈夫です、と診断されることは普通にありました。
子供が成長するのと同じように医療も成長します。小さい頃に発見できなかったアレルゲンが発見されるようになることも大いにありえますし、もしかしたら急にアトピーの特効薬が開発される可能性もあります。

ご家族の協力が得られないことほど苦痛なことはありません。
得られない協力の種類にもよりますが、一番頑張っている人を邪魔してしまうことは子供のアトピーの適切な処置への妨げになります。
良く聞く話ですが、アトピーのため食事制限をしている子供にお菓子や好きな食べ物をあげてしまう祖父母がいらっしゃいます。
子供に喜んでもらいたいから、いつも頑張っているからご褒美に、という考えかもしれません。
食事制限をしないとアトピーが酷くなるからあまりお菓子を上げないで欲しいと伝えると、今度はアレルギーやアトピーに効くと言われる漢方や健康グッズを紹介し、持ってくることです。
もちろんこれらは善意でしてくれています。無下にすることは難しいと思います。
しかし子供のことを考えれば全てを受け入れるわけにはいきません。今は病院でアトピーの経過を見ている途中だから他のことは出来ないということを伝えましょう。
一番多い声は、自分の力不足を指摘されているように感じて辛い、という声です。
アトピーの子供を持つ人にとって自分の接し方が合っているのか惑うことも多いと思います。そんな中、これをすれば治る、あれをすれば良いといろいろな意見をして貰うことは視野が広がることにも繋がりますが、不安を煽ってしまうデメリットの方が多いのです。
食事も家族の人に協力して貰うことが必要になってきます。食事制限をするとどうしても食事のバリエーションが減ってきたり偏ったり、味が薄くなってしまうことがあります。
それを解消する方法は作る食事を分けるしかありません。子育てをしてる以上、そんな暇はないのも同然です。無理をするしかありません。
家族の協力はとても大切なのです。

いつまでステロイドを使っていれば良いのか。
答えは人それぞれですが、炎症が治まってももう少しだけつけていましょう。
ステロイドはとても強い薬です。効果もとても高いのですが、その分副作用もあります。
アトピーの症状にあわせてて適切な強さのステロイドを使うことが大切になってきます。
アトピーの症状が強いのに弱いステロイドを使うことは、結局治るまで長期に渡って使用することになってしまうので、結果として副作用が多く出てしまうことになります。
きちんと用法容量を守って使い、アトピーに対策することが大切です。

病院を失敗してしまったという話は良く聞きます。
どのアレルゲンに反応してしまうかを事前に伝えておいても、そのアレルゲンを使った薬を処方されてしまった、などです。
病院側からしたら命の危険はなかったから大丈夫と思われても、親にとっては大丈夫とは思えません。
病院への怒りと不信感が込み上げるでしょう。
薬を使い、容態が変化したときにそれを伝えてすぐに対応してくれないところもあります。
おかしいと伝えてもいったん様子を見ましょう、と判断されてしまい、結果として病院が処方した薬が良くなかったという可能性は十分あります。
これは本当に辛いことですが、しかしそれでも病院を頼るほうが良いのです。
自分の家の近くに病院があるだけで、自分の子供の容態が急に変化した場合、アレルゲンがあることがすぐに分かり、迅速に治療に当たることが出来るからです。
もし何かアレルゲンがあるならば、事前に何度も伝えましょう。
前回どこかの病院や同じ病院で見過ごされてしまったアレルゲンのことは何度も確認してください。
アトピーやアレルギーに精通していないお医者さんも実際にはいます。軽視しているわけではないのですが、得意分野がそこではなかったということです。
しかし患者さんの中にアトピーの方がいらっしゃればお医者さんもその事例を勉強し対応してくれるようになります。
少しだけお医者さんに猶予を上げてください。
それでも対応してくれない病院ならば変えてしまうのも良いです。
しかし家の近くに駆け込める病院があるということは、親にとっても子供にとっても強い味方になります。
とても信頼できる病院と、身近にある病院の双方を探す方がいいかもしれません。
その際、他の病院ではどんな診察をしてもらったかを、受診するときに必ず伝えてください。
受付の人に伝えるのも大切ですが、お医者さん自身に説明し、メモをしてもらって下さい。
積み重ねがアトピーに向き合う大切な鍵となってくるからです。

親も子供も双方とも辛いアトピー。しかしそれに負けず取り組むことが大切です。
思いつめず、何か合ったら誰かに相談してください。
必ずいつかアトピーの症状は良くなるでしょう。


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