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アトピーと日常生活 [アトピー]

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アトピーがひどくなると、日常生活にも支障をきたします。
子供からお年寄りまで、いつの時期にとってもアトピーがひどい時はとてもつらくなります。
例えば、赤ちゃんの時に頭中に湿疹ができたり、顔や首のシワのところに湿疹ができたりすると止めようがないためアトピーを掻き壊してしまいます。
お母さんがいくらがんばって掻かせない様にしていても、赤ちゃんはそんな事わかりません。
かゆいからついつい掻いてしまいます。
そして日常的に機嫌が悪く、いつもぐずっていると、お世話する親御さんも参ってしまいます。
大きくなって小学校に行くようになった子供の場合はどうでしょうか。
顔や首、肘の内側がアトピーの掻きすぎで黒ずんだようになっている子供もいます。
もう少し大きくなると、今度は周りの目が気になります。
アトピー悪化によって皮膚がガサガサしていたり、かさぶたがたくさん出来ていたり、そんな状態を見られるのがとても苦痛になって、日常の学校生活が全然楽しくありません。
大人になると社会に出て、女性なら化粧しなければいけない、男性ならヒゲを剃らなければいけない。
でも化粧もヒゲ剃りも、アトピーが出来ていて、ちょっとした刺激がアトピー悪化の原因になってしまうため、出来ない。
社会人になると日常的にしなければならない事が出来ない。
出来なければ出社するのも苦痛になるでしょう。
アトピーが原因で登校拒否や出社拒否する。
そこから段々と社会とつながりが切れてしまう事があります。
アトピーは子供の病気だと思っていて、大人になってから発症してパニックに陥る人もいます。
肌の調子が悪いな?と思っていて、気がつけば広範囲に渡り発症しているというケースもあります。
でなければ、子供の頃にはそこまでひどくなかったアトピー症状が、30歳代になって突如悪化するケースもあります。
これは、ストレスが主な原因となっている為と考えられています。
社会人になって、管理職というポジションになり、日常ずっと部下からも上司からも板挟みになって過剰なストレスを負ってしまう為です。
若い時期にしろ、大人になってからにしろ、日常生活に支障をきたす前に対策をとる必要があります。
引きこもって貴重な若い時の時間を無駄にしないよう、病院へ行って早期対策を練ってください。

それにはまず、アトピーとはいったいどういったものなのか、知る必要があります。
アトピー、と一言で言ってもその定義はとてもざっくりしたものしかありません。
アレルギーによる疾患で、湿疹が悪化したり良化したりを繰り返す症状のことです。
かといってアトピーと診断された全員がアレルギー疾患を持っている訳ではないので、この定義もぐらつきます。
ここ30年ほどで何倍にも患者が増えたこの病気は、体からの警告だと言われています。
日常生活が大きく変わってしまった事が原因と言われています。
体に害のあるものを摂取しすぎたため、それを体外へ放出する、それがアトピーだと言う説もあります。
放出しないで溜め込むと、高血圧や肥満といった結果になるのです。
年齢が上がるに連れて放出型から溜込み型へ変化するのですが、その前に体からのSOSに気付き、対処することが必要です。


ではどうやって対処すれば良いでしょうか。
基本的には自分がどういったタイプのアトピーか知る事が大切です。
乾燥肌の人は日常的に保湿を気をつけると良いでしょう。
ただしこの保湿も最近は見直されて来ています。
肌が乾燥すると肌のバリアが低下し、そこにホコリやダニやダニの排泄物が入り込み、皮膚炎を起こすと考えられています。
しかし、過剰に保湿をすると肌が本来持っている保湿機能が衰退してしまうということや、保湿剤の成分の中にアレルゲンがあり、知らずに使用し悪化させてしまうケースもあります。
もしくは、最近の研究でアトピー性皮膚炎を起こす原因の1つに肌に黄色ブドウ球菌が増えるため、というのがあります。
保湿することにより、肌に住む黄色ブドウ球菌が繁殖し、その結果アトピーが悪化するのです。
このように、日常的に保湿をすれば良い、というわけではないのです。
しかし、保湿をすることによって改善するのなら保湿をし、逆に保湿はしないほうが肌の調子が良い人は保湿を避けた方が良いでしょう。
このように保湿一つをとってもアトピーが悪化するか良化するかは自分の状態を良く知らないと分かりません。
保湿だけで日常がスムーズに過ごせるか過ごせないかが決まってしまいます。
自分の状態を良く知る、というのはとても重要なことなのです。
他にも、体にアトピーが出ている人は衣類の選択にも注意が必要です。
天然素材だからといって、大丈夫とは限りません。
羊毛などのウールは肌に直接当たるとチクチクします。
カシミヤなどは柔らかいので直接当たっても問題ありません。
麻も繊維が固いので、あまりお勧めできません。
柔らかい綿が一番お勧めです。
肌着として綿のものを。
その上からですと何を着ても構わないでしょう。
冬場はタートルネックなど首に直にあたることがあるので、下に綿のハンカチを入れるなどして工夫してください。
日常に着ている服自体がアトピーを悪化させることはあまりありませんが、肌に不快な物を長時間着続けているとストレスになります。
それがアトピー悪化の原因になります。
ですから、あまり肌を締め付けたりせず、着心地のいいものを選んでください。
そして年間を通して重要なのは汗の処理です。
夏場は外に出れば汗がでますが、冬場は室内にいれば汗が出ます。
着込み方と暖房のせいです。
冬場も汗をかいているのを忘れないでください。
汗がでると菌が繁殖してしまいます。
そのため、アトピーが悪化してしまわないように、できるだけぬるま湯のシャワーで洗い流してください。
汗はすぐに洗い流すと流さないでは、アトピー症状に大きく差が出ます。
ただし、ぬるま湯で洗い流す、ということが大切です。
熱いお湯は避けてください。
これは学校の日常生活でも重要です。
体育の後はなるべくぬるま湯で汗を洗い流す。
これを徹底させると良いでしょう。
アトピーが重症な人ほど効果が実感できます。
そして家では掃除と洗濯をしっかりしましょう。
部屋に物をおかず、掃除がしやすい環境を整える事も大切です。
カーテンの洗濯やカーテンレールの上のホコリ、本棚の本の上のホコリ除去も忘れずに行いましょう。
床はカーペットや畳よりもフローリングが好ましく、観葉植物やこまごました物を置くのをやめて、ホコリが溜まる場所を少なくしましょう。
なにより、ストレスをためるのを辞める事です。
アトピーの悪化がストレスを呼び、更に悪化させるという負の悪循環。
アトピーが悪化し、日常生活がおくれないのなら、いっそ開き直って休みの日は何もしないという選択肢を選んでください。
無理に外に出かけなくてもいいのです。
アトピーと言うだけで体力が奪われているのです。
かゆくて何も手に付かないなら、何もしないでいいのです。
休日はゆっくり休んでください。
出かけたり、何かをするのがストレス発散になるのなら多いにしてください。
社会人なら仕事のストレスは休日に発散させるとアトピーに有効です。

普通に日常を過ごせればどんなにいいだろうと思う事だと思います。
では、どうしたら日常を取り戻す事が出来るでしょうか。
まず、皮膚に異変を感じたら皮膚科へ行く事をおすすめします。
自分がアトピーなのか、どのような状態になっているのかいち早く、正確に分かるには医師の診断しかありません。
自己判断で薬局などで塗り薬を買い、治らないまま使いつづけるのは精神的にも、金銭的にも苦痛です。
特に社会人になると時間がありません。
ですが、まず、皮膚科に行って診断してもらってください。
ほんとうにアトピーかどうか、そこから治療は始まるのです。


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